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Posted by naturum at

2009年04月29日

今日という日



4月29日。
きょうはなんのひ。

昭和天皇の誕生日。ちょっと前までみどりの日、今は昭和の日か。
そしてわたしの誕生日です。

小さい頃は学校がお休みのため、おめでとうの言葉をもらうのはもっぱら家族からでした。

今はメールとかでんわとかあるので便利ですね。

さて、農家にとってはこの時期ゴールデンウィークとかいってられない忙しさです。
種まきしてちょうど良い具合に育った苗を定植したり、
天気がよければトンネルの窓を開け、水をやり、田植えの準備に代掻きをする。
あれもせな、これもせなってなぐあいで雄人さんはとても忙しそう。

あのー、今日、わたしの、誕生日なんですけど・・・。
なんて言い出す間もなく、朝早く、はりきって出かけていきました。

でもまあ、よく考えてみればお祝いすべきは私の誕生日ですが、私というより
私を生んでくれた両親のような気がします。

ゆっくりと家に帰ること、結婚以来一度もありません。
近いが故に、いつもばたばたして、なんか申し訳ないなー。
でも小さな家だし、なあ。
何泊もゆっくりするのもちょとねー。
なんて考えて、結局ちょこっと顔見せて終わりというのが続いております。

いつか、ちゃんとお礼せなとおもっているんだけど。
いつどうしようとか、そういうのが具体的にならない。
両親も現役でばりばり働いてるし、休みは土日だから私と合わないし。

なんていい訳でしょうか。

なにはともあれ、生んでくれてありがとう。

たみ  


Posted by ヴィレッジ・トラストつくだ農園 at 15:02Comments(2)雑記

2009年04月27日

akashiso orner


大原の最も有名な農産物、何か知っていますか?

トマト?ノンノン、きゅうり?ノンノン、ナス?ノンノン、
答えは、アカシソです。
赤しそ。

大原の有名なお漬け物、志ば漬けには欠かせないのが赤しそ。
たぶん、赤しそが良質だから、志ば漬けも有名になったのではないでしょうか。

さて、その赤しそを一緒に育ててみようと言う企画を行ないます。

赤しそオーナーです。

これは、つくだ農園の主催ではありません。
たみの働く里の駅大原の企画です。

もちろん、企画はわたくしです。

原種に近いといわれ、とっても良質なしそを農薬も化学肥料も使わずにそだてます。
種は自家採種の地元産です。
しそジュースづくりやしば漬けづくりの体験もついて、なおかつ出来上がったしば漬けのお土産付き!で、
オーナーひとくち5000円です。
ジュースやお漬け物に使う以外のしそは以て帰れますよ。

なんだか、宣伝めいてきましたね。
でも、赤しそはほんとに優れものな植物です。

お酢に漬けたり、梅干しに使ったり。
防腐効果もあるので食品を長持ちさせてくれます。

昔の人の知恵を食卓に。

一緒に立派なしそをそだてませんか。

くわしくはこちらから。
http://satonoeki-ohara.com/siso_orner.html

たみ  


Posted by ヴィレッジ・トラストつくだ農園 at 19:57Comments(2)イベント・お知らせ

2009年04月23日

CSAと直売

車の荷台に、論文が転がってました。
ほんまに転がってました。
これも、学生百姓が我が家にいるおかげでしょうか。



さて、よんでみると、アメリカのCSAについて書かれたものでした。
CSAというのは、コミュニティサポーティッドアグリカルチャーの頭文字です。
和訳すると、「地域(もしくはコミュニティ)が支える農業」とか、「農業が支える地域(もしくはコミュニティ)」となるそうです。
仕組みを簡単に説明すると、消費者が先に農家にお金を払って、できたぶんの農作物をもらうというものです。

ふむふむ。
CSAは1980年代にアメリカではじまりました。
当初から、持続可能な農業を進める活動であることが掲げられ、有機農業の農業者たちが関わっている場合がほとんどだったそうです。
単に、先払いシステムで農家のリスクを軽減していただけでなく、農業が福祉や教育とも関わる運動のいわば、インキュベータとなるシステムだったそうです。ところが、最近では福祉や教育と関わるCSAよりも、ファーマーズマーケットの人気と相まって、農産物を直接販売できるというDM(ダイレクトマーケティング)の手法として、発展しているということ。

日本でも「提携」と呼ばれるCSAのような運動というかシステムが昔からあるそうです。例えば、農家さんが決まったときに野菜を届けてくれる個別宅配とかなのかな。これをやってる農家さん、確かにいますね。つくだ農園も1年前くらいにやってました。それに、直売所もつぎつぎと誕生しています。私が働く里の駅大原もそのひとつだし。状況は似てますね。

そう、きっと農家は今後ますますDMをすすめるということです。
とくに、うちのような小規模農家はそうなるでしょう。
そうなればもう野菜を安売りする必要はありませんもの。

つくだ農園は、「ちょっとCSA」の「ほとんどがDM」です。(個別宅配はやってませんが)
これ、渡辺家的にはけっこうグッドバランスです。

アメリカの元祖CSAが掲げるようなたいそうな目的(9つほどあります。これほんとにぜんぶやってるの、アメリカのCSAすごすぎ!詳しくは論文で!)を達成しようとすると、人手と脳みそが足りません。
それに従来通りのCSAにも限界はあると思うし。
たとえば、CSAやってる農業者が、技術革新したり、そうでなくても腕が良くなって、成長して、予定よりたくさんの収量が上がったとき、もっと他の人にも売りたいとなったとき、どうするのでしょう。逆に、先にお金がもらえることで、がんばればもっと成長できるのにまあいっか、となったりしないのかなとか。そうおもうとCSAって、ちょっと社会主義的なかんじですね。大義名分だけでは、きっとうまくいきませんよね。

でも、つくだ農園としても、買ってくれる人たちがすこし農家に近づく場としてのCSAはやりたい。
それが、WeLoveシリーズのオーナー制度です。
なんて、こちらの思いは別として、じゃがいも植えてみたい、土に触ってみたいというひとの受け皿となれればと思います。

あとは、朝市とか里の駅とかやさい市とか、配達とかしてますがすべて直売。
お値段そのまま。うれしいな、というやつです。
規模が小さいからできるんでしょうか。
あとは、買って頂いている方々がいるから。うーむ、感謝です。

そんなふうにして、つくだ農園は農家でありますが、いろんな方法で野菜をうりたいと思っているし、
単にうるだけじゃなくて、なんか、単にうるだけじゃないことがしたい(しつこいか)と思っています。

そうだ、直売とは農家が企(起)業家になるということではないでしょうか。
売り方を考えるということ、すなわちそれは経営者。

そうかんがえると、農業っておもしろい。
起業家になる!っていうなら農家になりな、というかんじですね!

うん、とりとめもない思いつきを書いてきましたが、結論が見えてきました。
農家=企業家ですか。


たみ  


Posted by ヴィレッジ・トラストつくだ農園 at 14:25Comments(2)雑記

2009年04月19日

報告+Earth Day



昨日、友人須川さんの運営する喫茶店hanareの3周年記念パーティ

なんか、どっぷりと言葉の洪水に使ってきました。

みんな、よくしゃべるなー、というのが今の感想。
もちろん、とても面白い議論がなされてて、心の中ではわたしもつっこんだり、わらったり、しらけたりしてたんやけど。

0円ハウスの、坂口さんやだいがくのきょういんをしておられるという廣瀬さん。
言葉を武器に、いきていらっしゃるのだろうか。
言葉は、武器になるのだということがよくわかるほど、よくしゃべられる。

ああ、なんかこんなことが感想なんてスガワさんにおこられそうだけど、
よくシャベル方々の言葉は、表面をさらっと流れたり、皮膚の上深くても5ミリまでをつねられる感じでした。

つまり、瞬間はっとするけれど、深くは響いてこない。

それよりも、なんか目が泳ぎつつも(こんな表現すいません)、お金が持ちたくなって・・・と、ごく正直にぽつりぽつりとしゃべられる高峰さんにどうしようもなく共感して、説得力を感じてしまったり。かたちないものをキュレーションすると語る、遠藤さんにやさしさを感じて、かってにジーンとなったり。

自分の体調も悪かったせいか、静かなトーンの人のほうに惹かれました。
そして、説得力のある言葉は、実践からしか生まれてこないということを改めて感じました。

観察者はもういらない。
実践者にしか惹かれません。

追伸:つくだ農園のお味噌を買って頂いたみなさま、どうもありがとうございました。

さて、4月22日。
アースデイですね。

なんかもう、最近まいにちアースデイ(大地という意味で)なので、
特別なことは何もしません。我が家はね。

うん。
何もしません。

たみ  


Posted by ヴィレッジ・トラストつくだ農園 at 16:14Comments(1)雑記

2009年04月16日

Life Revolution




友人ojeeさんの住む家のはなれを喫茶店にした、その名も「喫茶 はなれ」
の3周年記念パーティに参加します。
去年はもちろん2周年記念パーティが開催されました。
今年は、会場を別にして、バージョンアップ、内容も濃くなっている様子。
有名なキュレーターさんや、アーティストの方がいらっしゃるとのこと。
たぶん、おしゃれだ。
しかもテーマは、ライフレボリューション。革命です。
ふだんは泥臭いつくだ農園(この日はちゃんとします)は、異色の野菜販売というカテゴリーで参加。
・・・、だいじょうぶか?

革命といえば、3、4年前のわたしの座右の銘は、田舎の革命家になるでした。
なんでそんなことおもったのか、確か自己紹介の欄に勢いで書いたような記憶があります。

あれはまだ、大原に来る予定も何もない頃でした。
なんとなく、予感がしていたのかもしれないなあ。
と、脱線して。

主催のスガワさんとしては、野菜売る場所でないところで野菜を売るという
そんなコラボがいい感じであるとのこと。
うん、おもしろそうだ。
味噌もうるよ。
今年最後!ふきみそも出します。

ゆうとさんは朝市の準備のため、
わたくし一人でいって参ります。

たかよちゃん、こない?
(と、コメント欄でなく本文で誘ってみました)

たみ  


Posted by ヴィレッジ・トラストつくだ農園 at 13:05Comments(1)イベント・お知らせ

2009年04月15日

テレビ、出ました。


蔵くん。かわいい。


主役ではありませんが、ふたりでテレビに出ました。
でも我が家には、テレビもない、ラジオもない。
なので、どんな映像だったのかわかりません。

NHKのBSのハイビジョンなので、増々みられません(泣)

でもテレビは・・・、いりませんな。
理由は、うるさいから。
ひさびさに、実家に帰ってテレビがついていると、そりゃもううるさいうるさい。
前は全然違和感なかったのに、もうだめだ。

みんなが同時にしゃべって、大声で。
笑い声けたたましく。
おまけに画面も文字でうるさくがちゃがちゃと。
バラエティーだけじゃありません。
ニュースも、ドラマも、なんかうるさい。

これのなにがおもしろいか。
と思って、今日も本を開いています。

なんて、ぐちってみました。
でも、自分が出た番組はみてみたいなあ。
だって、つくってる人を知っているから。

たみ  


Posted by ヴィレッジ・トラストつくだ農園 at 13:05Comments(6)雑記

2009年04月03日

畑の師匠、すごい人

夫の農業には、師匠がおります。

京都で400年以上続く農家に生まれ、有機農業に転換して20年というかたです。

ものすごく、
ものすごく、
なんといいますか、すごい方です。

野菜を作る技術も、売る技術も、売ってる先も、すべて一流です。
そんな方の元で、2年間、毎週研修させて頂いていました。

その研修が、先の3月に終了と認めてもらい、
昨日、師匠への感謝を込めて、出町ろろろさんで、
私たち夫婦が師匠をご招待し、ささやかに謝恩会を開かせて頂いたのです、

さて、その研修ですが、
夏は朝5時半(!、ほんまです。2回続けて遅刻してどえらくおこられたことあります、夫が。)から夕方まで。
秋冬は9時から夕方まで。

私は一度もいったことないのですが(遊びにいくところじゃありませんので)、いつもたくさんのことを学んだようで、
そばでみていて思うのですが、2年前とはほんまに見違える野菜づくりができるようになりました。

もともと、もう弟子は取るつもりはなかったところを、無理を言って研修させて頂いた身です。
ほんとうに、お師匠さんには、感謝しても仕切れないです。

そしてまたお師匠は、あらゆる腕前のみならず、なんというか、他にもすごいところがあります。

人柄です。

ご本人曰く、アクがあるとのことですが、はい。半端ではなくあります。
繰り返しますが、半端でないです。
そのすごみのある表情、口ぶり、声などなど。
ひ弱な子は泣きます。間違いなく。

私たちも、時に師匠の口ぶりに打ちのめされ、表情におののき、
声にびびり(わたしだけかも)してきました。

なんというお方だ!と、理解できないようなことを言われたこともありました。

でも、それにもまして師匠からの学びは大きく、貴重なものでした。

昨日、食事の席で「おれは仲間から、お前アホやと言われている」と言い出だした、師匠。
何事かと思って聞くと、農家が弟子を取るということは、自分の敵を作るということ。
ましてや、自分のとくいさきを弟子に分け与えるなんて、他の農家では考えられないというのだそうです。

・・・。
ほんまですね。

技術を教えてもらっているときや、お得意さんを紹介してもらっているときには、ありがたいと思っても、
師匠が身を削っているんだということまでは、頭が回ってなかった。

どんなにきついことを言われていても、それは身を削って、本気で教えてくれたはったということなのです。
いつでも、背中をみせてくれてはったということ。

昨日、私はそのことにはじめて気がつきました。
夫はもっと前から気づいていたかもしれないけど、私は気づかなかったです。

弟子を取るということは、それだけのことを師匠もしてくれてはったのです。

なんか、熱ーいバトンを渡されたような気がして、
はっとしました。

そう、いま、つくだ農園には研修に来て頂いている方がいます。
その方に対して、自らがどう振る舞うべきか、教えてもらったのではないでしょうか。

師匠に感謝しているばかりでなく、
「ちゃんとせえよ」
といわれたようなきがしました。
おわりちゃうぞ、と。  


Posted by ヴィレッジ・トラストつくだ農園 at 14:19Comments(0)雑記

2009年04月01日

ポテトオーナー定植の日


3月30日快晴。

久しぶりに暖かかったです。

まちにまった、ポテトオーナー第1回作業日がやってまいりました。

この日は、2組のお子さん連れママさんと、つくだ農園の取材をして頂いた方と、
つくだのうたからお申込みいただいたご家族と、大原在住ハービスとのベニシアさん(勝手に通称ベニーさん)
といっしょに作業しました。

まずは準備から。
前の日にじゃがいも5箱、約50キロを半分〜4分に切っておいて、
快晴の太陽を利用して干します。
そうすると、灰付けの作業をカットできる!
これはいい方法!種屋さんにおしえてもらいました。
午前中約3時間干すことで、粉が吹いてちょうど良い具合に乾燥完了。

さて、肝心の定植作業です。
ほんのチコっとでている芽。
へそ(去年おやいもとつながってたポチっとしたの)と間違っちゃだめですよ。芽です。
これがなんともかわいいのですが、この芽を上に向けて、必然的に切った面を下に向けて土に埋めます。
ほんでつちをかける。

おわり。

えっ・・・、おわり。

そう、簡単です。
だれでもできます。
もちろんこどもでも!

ということで、参加してくれたこどもたちも大活躍の定植会となりました。


この姉弟、強者さが光ってました。

ねえちゃんが、
「いももってこーい、どんどんもってこーい!」
と叫び立てると、
おとうとが、
「ほいよー!」とかいって走って芋をとりにいく。
「おせえぞ、もっともってこーい!」といってさらにけしかけ、
「まいどおおきに〜!」かなんかわすれたけど、叫び、
まるで大阪商人のようなくちぶりで、
すごいスピードで芋を植えていきます。

おかあさんは、なれていらっしゃるのか、
「だめよ」とか、「もっとていねいに」とかいいつつも、
和やかな雰囲気。
こちらは、ついつい一緒に盛り上がって、
「すげーなあ」なんて感心してみていました。

大人も負けじと働きます。

こちらベニーさん。

そうこうするうちに、1時間ほどで約50キロ分の芋定植終了。

はあ〜、はやかったね。
でも楽しかった。

こどもたちは、三々五々あそびはじめました。

のびる、つくし、よもぎ、食べれる野草がたくさんのつくだ。
「カンゾウしってる?おしいよ」と、浪速きょうだい(勝手に命名)におしえてあげると、
さっそく大急ぎで探し始めました。
これ?
これ?
なんてきいて、カンゾウをさがします。

ふとみると、浪速きょうだいのねえちゃんとそのお友達が、
小麦の植わる畑で何かをとっては口に運んでいました。

なにたべたの?と聞くと、
花のみつ!って。わたしもちいさいときよくやったなあ。
一つもらって吸ってみたけど、わたしには蜜の味はあんまりわからなかった。
こどものやわらかい感性で、かつてのわたしも蜜の甘さを感じていたのかも。

ちょっと悲しい。
でも、そんなこどもたちがとてもいとおしい。

どんどん蜜吸いな!というきもちで見守る。


浪速きょうだい、4月から大阪に引っ越して、ほんとに浪速っこになるとのこと。

ちょっと遠くなるけど、また遊びにきてね〜!

たみ  


Posted by ヴィレッジ・トラストつくだ農園 at 14:57Comments(2)農作業