2010年09月29日
野良のふて
最近、我が家の周辺をテリトリーにしている野良猫。
白と黒のいろがかわいいコントラストを描いているのですが、
こいつ、かわいいとかいう存在でなくて、かなり根性座った野良猫です。
小出石の住宅地周辺だけじゃなくて、山の方も自分のテリトリーにしているらしく、
ふくの散歩で百井峠のほうを自転車で走っているときに、向こうからやってきたところに遭遇したこともあります。
きびすを返して逃げるかと思いきや、おもいっきり背中を曲げて威嚇体勢になる野良。
眼は大きく見開かれ、全身の毛を逆立てて、大声で吠えながらにじり寄るふくに一歩も引くことがありませんでした。
ふくはかしこい(と思っているんだけど)狩猟犬ですから、獲物がいても吠えこそすれ、自ら牙は剥きません。
獣を見つけた時独特の甲高い声で吠えまくり、川の方へ野良を追いつめて行きます。
わたしは、ふくのリードを持ちながら、2匹の様子をジッと観察。
二人の距離はなんとも微妙。
ぎりぎり、互いの間合いを保っています。
もちろん、私もギット強くリードを張ってはいましたが。
後10センチ近づいたら、お互いの間合いの中に入る!というとき、
びょっと野良の手が出ました。
まだまだ引きそうにない両者でしたが、日も暮れそうだったので
むりやりふくを引き離して、引き分けにしました。
でも、帰ってからふくの顔を見たら・・・。
あんた、やられてるやん・・・。
ばっちり野良君のパンチを受けていた様子で、鼻から血が・・・。
そんな野良君を、我が家では、「ふて」と呼んでいます。
態度がなんとも「ふてぶてしい」ので、「ふて」。
けんかの後もふては堂々と我が家に出入りしています。
車の下にいるのはもちろんのこと、
車の中に入れてた鳩サブレ(鎌倉本店でかってきたのよ!!缶入りじゃなくて、袋入りにしたのがいけなかったし、車の窓も明けっ放しだったんだよなー)を食べてみたり、アイガモ用のパンの耳食べるのはもちろん、金魚の餌まで持って行っちゃいます。
そしてしまいには、庭で堂々とひなたぼっこしてるし。
それでいて、ぜったい人にはなつかない。
姿は見せてくれるけど、ぜったいなつかないもんねー。
うーん、ふてよ、お前は立派な野良猫だ。
わたしは、感心しています。
野良猫学校があれば、きみはまちがいなく首席で卒業だ。
都会の野良とは違う野性味あふれるふて。
かっこいいぞ、ふて!
オスかメスかも分かんないけど、ふての逞しい姿になんだか励まされる毎日です。
Posted by ヴィレッジ・トラストつくだ農園 at 10:22│Comments(2)
│雑記
この記事へのコメント
Posted by ハリネズミ at 2010年10月05日 13:26
わー、かわいそうです。
もしふてが車にひかれたら、かなり悲しいと思います。
でも、ふては筋金入りの野生猫だから、
きっと大丈夫だと信じて。
ふてと人が通信する手段は全く見当たらないため、
伝えることが出来ませんが、それこそふての強さの秘訣かと・・・。
もしふてが車にひかれたら、かなり悲しいと思います。
でも、ふては筋金入りの野生猫だから、
きっと大丈夫だと信じて。
ふてと人が通信する手段は全く見当たらないため、
伝えることが出来ませんが、それこそふての強さの秘訣かと・・・。
Posted by たみ at 2010年10月06日 11:09
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車には注意するよう、ふてにもお伝えください。