雨を待つ

ヴィレッジ・トラストつくだ農園

2010年09月01日 15:06


お盆からもう半月。

雨が降ったら更新しよう、なんて思っていたら、
いつまでたっても雨の気配がありません。

街中では何度か夕立があったと聞いていますが、
大原ではおかしなほど、からからで、雨が降りません。


10日前にまいた人参が、一向に発芽せず、
今週末にまた種まきを企画していますが、
それも心配です。

一体、この暑さは何なのでしょうか?

ただ暑がるだけの私なんかは、まるで懲らしめられているような気持ちにもなってきます。



でも、旦那さんはめげません。
この暑さを利用して、ねぎの畝の太陽熱消毒を仕込んでました。
それに、秋きゅうりも。
暑さを嘆くのではなくて、
ここぞとばかりに積極的に利用する旦那さんのその姿勢が、
私にはとても逞しく感じられます。

この暑さの中に生活する中で、
タダじっと暑さを忍ぶのではなくて、
暑さを我がものにして畑を設計して行く旦那さんが、
身内からみての評価ですが、
生き物としての人間の姿だ、なんて思います。
しぶとくて、強い。



さて、先週末は夏休みをもらって
一人で学生時代の友人の結婚式に神奈川は横浜へ行ってました。

学生時代、ルームシェアをして2年半ぐらい共同生活をした大切な友人。
結婚式は、いいなあ。
ひとびとが集って、文字通り結ばれ合う場所です。
友人のおじいちゃん、おばあちゃんにも会えてよかった。
学生時代、沖縄出身のその子のところへ遊びに行ったときに、
泊めてもらったおじいちゃん、おばあちゃんなのです。
戦前、戦後をいきていらっしゃった年代の方として、
とても立派で大きく、やさしいお二人です。
私達の祖父母の世代は、
どうしてあんなにやさしいんでしょうか。
戦争の時代をはっきりと記憶していらっしゃるからでしょうか?
おじいちゃんは、沖縄の平和活動の親善大使をされており、
当時大学1回生だった私たちをつれて、米軍基地の滑走路の場所へ連れて行ってくれました。
あまりの広さに驚きました。
おじいちゃんは何も語ることなく、ただ、私達をそこへ連れて行ってくれたのですが、
強く風が吹く中見た小さな島の沖縄には大きすぎる米軍基地の滑走路が、今でも目に焼き付いています。


農業を始めるようになって思うのは、
私達の世代は、親世代よりも親の親の世代、つまり祖父母の世代に戻りつつあるのではないかということです。
親達が出てきた、もしくは捨ててきた場所へ、帰って行っているような気がしています。

願わくば私達も、大きくやさしい世代になれたらと思います。


雨、いつ降ってくれるでしょうか。
今日もまた待っています。


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